講師を務めるアイザックエアラインスクールでも「JALが第一志望です」「家族全員JALファンです」という生徒さんが多く、OGとしては嬉しい限り
とは言っても、当分の間採用の見込みがないとなると、生徒さんからの次の質問は
「〇〇会社に入社していた方がJALを受験する際に有利でしょうか?」というもの。
〇〇には、いわゆる接客•サービス業に分類される会社や、旅行会社、ブライダル会社などが入りますが、答えは、と言えば NO
接客業に就いていた方が、なんとなくESが通りそう、合格出来そう、と思う方は多いようですが、それはただの妄想です
実際に2019年までのJALの客室乗務職•既卒採用の合格者のキャリアを振り返りますと...
大手証券会社(営業事務)
大手損保会社(営業事務)
大手生保会社(営業)
地方銀行(窓口担当)
地方信用金庫(窓口担当)
商業施設受付やご案内係
大手不動産会社(営業)
看護師
などなど。
サービス業に就いていた方ももちろんいらっしゃいますが、割合は1割程度かもしれません。
既卒試験で大切なことは
「これまで仕事にどう向き合ってきたか」
「その仕事から何を学び、何を身に付けたか」
そして、その経験を客室乗務員として、どう活かすか?をしっかり伝えられるか、に尽きます。
ちなみに、既卒採用試験は常に金曜〜日曜の週末に行われるのが基本。
ホテルなどサービス業に就いている方は、採用試験の度に有給を申請されていて、とても大変そうでした。
以前、担当していたプライベートレッスン生は会員制宿泊施設にお勤めの方でしたが、有給申請さえ出来ず、書類が通過しても面接を見送った方も
とても責任感が強い生徒さんでしたので、お気持ちを尊重しましたが、いつかは決断をしなくてはなりません。
彼女はその後、別の採用試験に臨み、見事合格されましたので、それが彼女のタイミングだったのだと思います。
現在、就職活動中の皆さんは、将来JALやANAを受験する際に少しでも有利な会社はどこか?なんてことも企業選びのポイントの1つになっているかもしれませんが、それはどうぞ忘れて下さい。
この世の中に客室乗務員という仕事が無かったら、どんな仕事に就きたいか?
JAL、ANA以外に、次に魅力を感じる企業はどこか?を考え、そこに焦点を当てて活動して欲しいと思います。
そうそう、実際の面接でも、「客室乗務員以外に興味がある仕事はありますか?」なんて質問がありました。
こんな状況だからこそ、是非一度じっくりと考えてみて下さいね。
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